日産の志賀COOは、新型「ムラーノ」の発表会見で、「原油
高で小型車への乗り換えが進んでいるが、『あこがれの車を
買いたい』という顧客は少なからずいる」、「プレミアム
SUVのマーケットは確実にある。商品の魅力を訴え、グロー
バルモデルにしたい」
「市場環境が好転する兆しは見えていないが、高品質なもの
をつくることが市場の活性化につながる」、「北米需要の状
況を見極めるにはもう少し時間がいるが、年間販売計画(をど
うするか)はもう少しで分かる」、「車が必要な地域は変わら
ずにある。こういう時こそ市場をしっかり把握して取り組む
ことが大事だ」などと語った。
新型ムラーノは、鋼材などの価格高騰の影響や装備を拡充した
ことで、3500ccの上級グレード「350XV FOUR」は404万2500円と、
旧型より24万5700円高い。また、FFモデルは姿を消し、全モデル
4WD車になった。
厚労省が認定する「現代の名工」に選ばれた日産のクレイモデラー
木村誠氏がムラーノのデザイン開発にも携わっており、テレビ
CMでは、名工の技を駆使し丹精込めて造られた製作工程を再現
するという。日産ではムラーノの登場を機に、日産車が「匠の手
によって作られる」ことを表す共通価値「NISSAN Premium Factory」 のプロモーション展開も開始する。
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